14:45 〜 15:15
[O04-P27] 都市中心部におけるAEDの空間配置
キーワード:地理
【概要】
本研究では、高層建築物の集中地域において、生存率50%とみなされている心停止後5分以内で、AED(自動体外式除細動器)を運搬して処置を行うことができる立体的な範囲を示し、BLS(一次救命措置)の危険域を検討することを目的とした。まず、AEDを携帯しての階段走行実験から、AEDの安全域を示す立体的なモデル図を作成した。これを神戸市三ノ宮周辺地域にあてはめ、立体的なBLSマップを作成した。この結果、AEDの設置数が多くても、建物上層部には危険域が存在することが明らかになった。都心部のように立体化の進む地域では、AEDのより効果的な配置を戦略的に考えるべきである。
本研究では、高層建築物の集中地域において、生存率50%とみなされている心停止後5分以内で、AED(自動体外式除細動器)を運搬して処置を行うことができる立体的な範囲を示し、BLS(一次救命措置)の危険域を検討することを目的とした。まず、AEDを携帯しての階段走行実験から、AEDの安全域を示す立体的なモデル図を作成した。これを神戸市三ノ宮周辺地域にあてはめ、立体的なBLSマップを作成した。この結果、AEDの設置数が多くても、建物上層部には危険域が存在することが明らかになった。都心部のように立体化の進む地域では、AEDのより効果的な配置を戦略的に考えるべきである。