14:45 〜 15:15
[O04-P59] 鳴き砂の性質と定義
キーワード:地質,岩石,化石
【概要】
鳴き砂とは、石英同士が擦れ合うことで特徴的な音を発する砂である。一昨年度までの研究では、試料が鳴き砂であることを判定する際、判定の明確な基準が無かったため、聴覚的判断に頼っていた。そこで、昨年度からは、基準を科学的に定義づける目的で研究を開始した。いわき市の7つの海岸で砂を採取し、各試料の音の周波数強度分布、粒径分布、円磨度(粒子の丸みの程度)を調査・比較した。また、昨年度の研究結果から鳴き砂に見られる特徴を決定し、各試料がその特徴をどの程度示しているかを調査した。その結果、聴覚的判断とは異なった結果が得られた。その他、本研究では、円磨度の平均値は比較の指標として適していないことがわかった。
鳴き砂とは、石英同士が擦れ合うことで特徴的な音を発する砂である。一昨年度までの研究では、試料が鳴き砂であることを判定する際、判定の明確な基準が無かったため、聴覚的判断に頼っていた。そこで、昨年度からは、基準を科学的に定義づける目的で研究を開始した。いわき市の7つの海岸で砂を採取し、各試料の音の周波数強度分布、粒径分布、円磨度(粒子の丸みの程度)を調査・比較した。また、昨年度の研究結果から鳴き砂に見られる特徴を決定し、各試料がその特徴をどの程度示しているかを調査した。その結果、聴覚的判断とは異なった結果が得られた。その他、本研究では、円磨度の平均値は比較の指標として適していないことがわかった。