日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

口頭発表

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[O-05_29AM2] 地球惑星科学系研究者のワークライフバランスとキャリア形成

2014年4月29日(火) 11:00 〜 12:45 313 (3F)

コンビーナ:*若狭 幸(秋田大学大学院工学資源学研究科)、小口 千明(埼玉大学・地圏科学研究センター)、坂野井 健(東北大学大学院理学研究科惑星プラズマ・大気研究センター)、小川 佳子(会津大学)、坂野井 和代(駒澤大学)、座長:若狭 幸(秋田大学大学院工学資源学研究科)

11:00 〜 11:30

[O05-04] イクメンのすすめ

*吉田 大樹1 (1.非営利活動法人ファザーリング・ジャパン)

イクメンという言葉が登場してから,男性の育児参加は確実に増えています.しかし,実際に父親が育児に参加するには,さまざまな壁が多いのは確かです.例えば,男性の育児休暇は制度で認められていますが,職場の雰囲気や近隣の目を必要以上に考えてしまったために,育休取得を躊躇する人が多いのではないでしょうか.また,実際に育休を取ってみたものの,初めての育児に悪戦苦闘したり,地域の母親たちのグループの目を気にしてしまったりして,嫌な思いをすることも多々ありましょう.育児というのは,ただ決められた単純作業を行えばいいわけではなく,大事な未来の宝を育てる大切な仕事です.そのためには,子供たちの視点に立ち,子供たちが主体となる育児が必要です.育児経験を積むことで,当事者自身が成長し,仕事への励みになり,後進への有益な援助者にもなり得るのです.子供が笑顔になるために最も重要なことは,親が笑顔でいること.本講演では,父親の笑顔を大切にした自身の育児経験をもとに,育児の大変さを克服した点を紹介するとともにイクメンの楽しさについてお話します.