日本地球惑星科学連合2014年大会

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[O-06_30AM1] 日本のジオパーク

2014年4月30日(水) 09:00 〜 10:45 メインホール (1F)

コンビーナ:*渡辺 真人(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、住田 達哉(産業技術総合研究所)、座長:渡辺 真人(産業技術総合研究所地質情報研究部門)

09:51 〜 10:16

[O06-03] レジデント型研究という視点から見たジオパークの可能性

*菊地 直樹1 (1.総合地球環境学研究所)

キーワード:レジデント型研究, 地域環境知, コウノトリの野生復帰, 順応的ガバナンス

レジデント型研究とは、地域社会に定住する科学者・研究者であると同時に、地域社会の主体の一員でもあるという立場から、地域の実情に合った問題解決型の研究を推進する方法として、新たに提唱されたものである。報告者は兵庫県立コウノトリの郷公園の環境社会学の研究員として、兵庫県豊岡市周辺において進展している絶滅危惧種コウノトリの野生復帰プロジェクトに参加し、レジデント型研究者としての経験を積んできた。この地域は、山陰海岸ジオパークのエリアでもあるため、コウノトリの野生復帰とジオパーク活動は相互に関係しており、報告者はジオパーク活動にもある程度かかわってきた。この個人的経験から、レジデント型研究という視点から、地域の課題解決へのツールとしてのジオパークの可能性について、考えてみたい。