日本地球惑星科学連合2014年大会

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[O-06_30PO1] 日本のジオパーク

2014年4月30日(水) 18:15 〜 19:30 3階ポスター会場 (3F)

コンビーナ:*渡辺 真人(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、住田 達哉(産業技術総合研究所)

18:15 〜 19:30

[O06-P17] 阿蘇ジオパーク整備に関する外国人モニターからの指摘

*片山 彰1石松 昭信1山内 万里子1 (1.阿蘇ジオパーク推進協議会)

キーワード:阿蘇, ジオパーク, モニター

阿蘇ジオパークは2013年12月に世界ジオパークネットワークへの加盟申請を行っており、日本国内のみならず、世界各地からの来訪者に対応するべく整備を行っている。2013年11月に阿蘇地域に関心がある首都圏の大学留学生10名(カナダ・英国・チェコ・韓国・中国・台湾)が外国人モニターとして2泊3日の行程で阿蘇ジオパークを調査した。ジオサイトや交通、拠点施設、パンフレット、宿泊施設等の外国語対応状況のチェックや、期間中2回の座談会を設け、母国の観光客としての目線で感じた内容を意見交換した。
ジオサイトで感じた内容や、ガイドの説明、サインの量や旅館等のおもてなしはおおむね満足度が高いものであったが、交通、拠点施設、個々のサインの外国語表現や機械翻訳のWEBサイトについては、意見が多く出て、早急な改善が必要な個所も散見された。また、 ジオパークを楽しめるよい体験活動があっても、外国人が辿りまでの案内が無いことや、文化として当たり前に日本人が接している旅館や温泉に対する説明を設ける必要があるなど、外国人ならではの意見、提案が多く挙がった。
今回のモニターは来訪以前・以降のWEBチェックを充実させたり、今後留学期間が長い留学生に希望者を絞るなど、阿蘇ジオパークにおける外国人アドバイザーとして今後の整備にアドバイスを頂けるよう、長期的に関係を継続できるよう工夫している。指摘事項はできるものから早期にジオパーク整備に反映し、今後もモニターによるアドバイスの機会を継続していく。