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[PCG38-13] NIIHAMA赤外線カメラによる木星観測
キーワード:赤外線カメラ, 木星, オーロラ, イオ, 金星, ハレアカラ
2013年12月、赤外線カメラNIIHAMA(1024x1024画素PtSiセンサー)をハレアカラ山頂のSOLAR-C望遠鏡(口径45cm、軸外しグレゴリオ式反射望遠鏡)に装着し、木星観測を開始した。NIIHAMAは6ポジションのホイールを持ち、ダーク、J, H, K、木星H3+オーロラ用(3.4ミクロン)、金星夜面用(2.26ミクロン)のフィルターを搭載している。最大の目標は「ひさき」等と同時に木星オーロラをとらえ、その明るさ変化を連続モニターすることである。望遠鏡の口径が小さいこと、検出器量子効率が低いことなど種々の要因があって、木星オーロラ観測は本投稿時点では成功していない。Kバンドにおいて、木星による日陰に入った衛星イオの観測、あるいは2.26ミクロンでの金星夜面撮像などに成功している。本講演では、そのファーストライト結果および今後の改良・観測計画について報告する。