16:15 〜 17:30
★ [PEM08-P02] 宇宙飛行士の放射線被ばく管理運用
キーワード:宇宙飛行士, 被ばく管理, 宇宙放射線被ばく
地上から約400km上空を飛行する有人宇宙施設である宇宙国際ステーション(International Space Station;ISS)では、宇宙放射線により人体被ばくし、その量は一日で約0.5~1mSv(地上の約半年分)におよぶ。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、宇宙放射線等による健康への影響を最小限に抑えるために、ISSに参加する各機関と協力し、宇宙放射線被ばく管理運用を行っている。
特に日本人宇宙飛行士のISS搭乗中の被ばく管理運用においては、変動する宇宙環境に即時の対応が必要となるため、宇宙環境監視と宇宙天気予報による情報取得は必須である。現在行っているExpedition 38/39の被ばく管理運用において、JAXAとして初めてContingency(国際的なFlight Ruleに基づく)を経験した。この経験では、宇宙環境情報の必要性を再認識した。
本発表では、宇宙放射線被ばく管理運用の概要と現状について紹介する。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、宇宙放射線等による健康への影響を最小限に抑えるために、ISSに参加する各機関と協力し、宇宙放射線被ばく管理運用を行っている。
特に日本人宇宙飛行士のISS搭乗中の被ばく管理運用においては、変動する宇宙環境に即時の対応が必要となるため、宇宙環境監視と宇宙天気予報による情報取得は必須である。現在行っているExpedition 38/39の被ばく管理運用において、JAXAとして初めてContingency(国際的なFlight Ruleに基づく)を経験した。この経験では、宇宙環境情報の必要性を再認識した。
本発表では、宇宙放射線被ばく管理運用の概要と現状について紹介する。