日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-PS 惑星科学

[P-PS21_29AM2] 惑星科学

2014年4月29日(火) 11:00 〜 12:45 416 (4F)

コンビーナ:*奥住 聡(東京工業大学大学院理工学研究科)、黒澤 耕介(千葉工業大学 惑星探査研究センター)、座長:洪 鵬(東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻)、大西 将徳(神戸大学大学院理学研究科)

12:30 〜 12:45

[PPS21-P11_PG] iSALE shock physics codeを用いた衝突計算

ポスター講演3分口頭発表枠

*黒澤 耕介1千秋 博紀1和田 浩二1三上 峻2平田 成3鎌田 俊一2石原 吉明4玄田 英典5中村 昭子6高田 淑子7 (1.千葉工業大学 惑星探査研究センター、2.北海道大学 大学院 理学院 宇宙理学専攻、3.会津大学 コンピュータ理工学部、4.宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所、5.東京工業大学 地球生命研究所、6.神戸大学 大学院理学研究科、7.宮城教育大学 理科教育講座)

キーワード:高速衝突, 数値流体計算, 状態方程式, 強度モデル, iSALE

iSALE [impact-SALE (Simplified Arbitrary Lagrangian Eulerian)] は惑星科学研究者に対して公開されている衝突流体計算コードである。特に惑星科学研究用に特化したオプション、初心者でも解析が可能な描画ソフトがパッケージとして配布されており、すでに多くの欧米の研究者が使いはじめている。これまで日本の惑星科学衝突コミュニティでは扱えるものが皆無であったANEOSや物質強度の効果を取り入れた衝突計算を手軽に走らせることができることは大きな利点である。我々は日本の惑星科学コミュニティでもiSALEを自由に扱える環境を作るために「iSALE users group in Japan」という活動を開始した。まだまだ整備途中であるが、情報をまとめたwikiページとメーリングリストを立ち上げている。発表では様々なテスト計算の例を紹介する。

iSALE users group in Japanのウィキページ
https://www.wakusei.jp/~impact/wiki/iSALE/

Mailing list
isale-users-jp@perc.it-chiba.ac.jp

謝辞
iSALEの開発者であるGareth Collins博士, Kai Wūnnemann博士, Boris Ivanov博士, Jay Melosh博士, Dirk Elbeshausen博士に感謝致します。