日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

ポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-EM 固体地球電磁気学

[S-EM36_30PO1] 電気伝導度・地殻活動電磁気学

2014年4月30日(水) 18:15 〜 19:30 3階ポスター会場 (3F)

コンビーナ:*山崎 健一(京都大学防災研究所)、多田 訓子(海洋研究開発機構)

18:15 〜 19:30

[SEM36-P01] 日本各観測所の地磁気変換関数の長期変化

*竹田 雅彦1 (1.京都大学大学院理学研究科地磁気センター)

キーワード:地磁気, 変換関数, 長期変化, 地球内部誘導電流, 地域差

日本の観測所での地磁気変換関数の長期変化をディジタル1分値が利用できるようになった主に1985年以降について求めその長期変化を調べた。解析には外部場の変化の影響を小さくし、各日4時間ずつのデータを用いて月別に計算し、さらにそれらの年平均を算出した。その結果、各観測所とも夜間0h-4hLTのデータを用いると季節変化はあるもの年平均をとることでかなり安定した長期変化を見ることができた。その結果として長期的変化は概してほぼ全ての観測所に共通であり、それらには太陽活動度の変化を反映しているとみられるものも多いが、いくつかの観測所では特定の期間に特異的に変化しているケースも見出され、それらは地球内部電気伝導度変化に起因する誘導電流の変化を反映している可能性がある。詳しくは学会時に報告する予定である。