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[SGD21-07] GEONET測位解の品質と利用上の留意点について
キーワード:GEONET, GNSS測位, データ品質
国土地理院が運用し公開しているGEONETの測位解は、地殻変動やテクトニクスの研究にとって基本的なデータとして広く活用されており、利用者はGNSS観測や基線解析を行うことなく、測位解を利用して地殻変動・テクトニクス等の議論を行うことも可能となっている。しかしながら、GEONETの測位解には、アンテナ等の機器交換や観測点環境の変化、気象擾乱の影響など、GPS(GNSS)測位に特有なノイズ・バイアス等、観測・解析の過程で品質に影響する誤差が混入する場合があるため、その利用にあたっては、これらに留意する必要がある。講演では、これらのノイズ・バイアスの統計的な評価結果について概要を報告するとともに、国土地理院による地殻変動監視における測位解の品質の吟味方法について紹介する。