日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-GD 測地学

[S-GD21_28AM1] 測地学一般

2014年4月28日(月) 09:00 〜 10:45 413 (4F)

コンビーナ:*高島 和宏(国土交通省国土地理院)、風間 卓仁(京都大学理学研究科)、座長:松尾 功二(京都大学 理学研究科)、古屋 智秋(国土交通省国土地理院)

10:30 〜 10:45

[SGD21-07] GEONET測位解の品質と利用上の留意点について

*今給黎 哲郎1加川 亮1畑中 雄樹1宗包 浩志1 (1.国土地理院)

キーワード:GEONET, GNSS測位, データ品質

国土地理院が運用し公開しているGEONETの測位解は、地殻変動やテクトニクスの研究にとって基本的なデータとして広く活用されており、利用者はGNSS観測や基線解析を行うことなく、測位解を利用して地殻変動・テクトニクス等の議論を行うことも可能となっている。しかしながら、GEONETの測位解には、アンテナ等の機器交換や観測点環境の変化、気象擾乱の影響など、GPS(GNSS)測位に特有なノイズ・バイアス等、観測・解析の過程で品質に影響する誤差が混入する場合があるため、その利用にあたっては、これらに留意する必要がある。講演では、これらのノイズ・バイアスの統計的な評価結果について概要を報告するとともに、国土地理院による地殻変動監視における測位解の品質の吟味方法について紹介する。