18:15 〜 19:30
[SMP46-P18] metamorphic soleで変成した岩石が受けた応力-歪履歴の比較
キーワード:マイクロブーディン, メタモルフィックソール, 古差応力, テチス, 応力‐歪履歴
本研究ではマイクロブーディン構造を持つ柱状鉱物を対象としており、このような鉱物をマイクロブーディン法によって解析することで応力や歪を定量的に解析することができる。
本研究ではトルコ・Kaynarca地方、オマーン・Saih Hatat地方、ギリシャ・Vourinous地方およびアンダマン島で採取されたメタチャートをサンプルとして用いた。これらの地域はTethys海が閉海した際に生じた一連のオフィオライト帯だと考えられている。採取されたメタチャート中に紅簾石・電気石のマイクロブーディン構造が確認できたため、マイクロブーディン法によって解析を行った。その結果古差応力の値は3.3-24.8MPaであり、strain reversal methodを用いて応力-歪曲線を作成した。この曲線を地域ごとに比較すると、応力の上がり方に差はあるものの応力が上昇から下降へ変化したものはなかった。このことから、岩石が受けた温度圧力のピークと差応力のピークは同時期でなく、温度圧力が上昇したのちに差応力が上昇したと考えられる。
本研究ではトルコ・Kaynarca地方、オマーン・Saih Hatat地方、ギリシャ・Vourinous地方およびアンダマン島で採取されたメタチャートをサンプルとして用いた。これらの地域はTethys海が閉海した際に生じた一連のオフィオライト帯だと考えられている。採取されたメタチャート中に紅簾石・電気石のマイクロブーディン構造が確認できたため、マイクロブーディン法によって解析を行った。その結果古差応力の値は3.3-24.8MPaであり、strain reversal methodを用いて応力-歪曲線を作成した。この曲線を地域ごとに比較すると、応力の上がり方に差はあるものの応力が上昇から下降へ変化したものはなかった。このことから、岩石が受けた温度圧力のピークと差応力のピークは同時期でなく、温度圧力が上昇したのちに差応力が上昇したと考えられる。