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[SMP49-01] ナノから解き明かす地球惑星物質の性状と起源の趣旨説明
キーワード:ナノ
固体のナノ領域は、地球惑星科学全体に広がるフロンティアである。固体の元素濃 度は、電子線マイクロアナライザ(EPMA)に代表されるマイクロの分析(ppm)からナ ノ分の1の濃度(ppb)の分析が可能になり、またX線回折装置(XRD)に代表されるバルクからナノ固体(>200 nmから<5 nm)の鉱物解析へと進化している。従来サブミク ロンと呼ばれるナノスケール内での元素・同位体組成の不均質性や変動パターンの 解析やナノ粒子自体のバルクとは異なる特性は、地球惑星科学に新たな知見をもたらす可能性を秘める。本セッションは惑星・生命の誕生から現在の地球表層環境に 至る広大な時空間スケールを対象とし、特にナノ領域に研究の重要性について論じる。