日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

セッション記号 S (固体地球科学) » S-SS 地震学

[S-SS01_2PM1] Earthquake predictability research after the 2011 Tohoku earthquake (2)

2014年5月2日(金) 14:15 〜 16:00 419 (4F)

コンビーナ:*鶴岡 弘(東京大学地震研究所)、Schorlemmer Danijel(GFZ German Research Centre for Geosciences)、平田 直(東京大学地震研究所)、座長:Schorlemmer Danijel(GFZ German Research Centre for Geosciences)、庄 建倉(統計数理研究所)

15:45 〜 16:00

[SSS01-07] 前震と短期予測:実際の地震活動とETAS合成カタログとの比較

*尾形 良彦1 (1.統計数理研究所)

キーワード:前震, 短期予測, 気象庁震源カタログ, ETAS合成カタログ, 前震の統計的特性, 前震の確率予測

実際のデータから導かれる前震の典型的な統計特性の多くは、実際にETASモデルによってもシミュレーションできるものであると言う論文が最近散見される。ETASモデルで前震の確率予報が可能で上記の確率予報の意味はないということになる。しかしながら、比較によって、それらの特性は定量的に大きく異なっており、上記の前震確率予測の情報利得は、ETASモデルのものに比べて、有意に大きいことを示した。