日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

ポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-SS 地震学

[S-SS23_1PO1] 強震動・地震災害

2014年5月1日(木) 18:15 〜 19:30 3階ポスター会場 (3F)

コンビーナ:*元木 健太郎(小堀鐸二研究所)

18:15 〜 19:30

[SSS23-P05] IT強震計による建物震動観測 ―東京大学安田講堂における観測―

*伊藤 貴盛1鷹野 澄2 (1.慶應義塾大学、2.東京大学 大学院情報学環/地震研究所)

キーワード:IT強震計, 構造物ヘルスモニタリング, 情報, 防災

大地震による災害を軽減する為には,小さな地震のときに私たちの住宅や会社,学校など,身近な場所の揺れを調べてその弱点を探り,効果的な耐震対策をすることが有効と思われる.IT強震計は,このような目的で,利用者自身が設置して利用する新しいタイプの強震計として考案された(鷹野他 2004).
 このIT強震計を使用して,東京大学のいくつかの建物の振動観測を2006年より継続している.
 安田講堂の改修工事が行われることとなり,工事の効果を確認するため,IT強震計を設置して観測を行うことになった.
 安価な標準的なIT強震計に加え,微動計としても使用する高性能なセンサも併用して観測を行った.
 現在,工事前の観測を終え,データを分析しており,その報告を行う.
 工事が完了した後に,再びIT強震計を設置して,比較を行う予定である.

参考文献
鷹野・伊藤・原2004, IT強震計-その概念と試作-,地震学会秋季大会,2004.10