12:30 〜 12:45
[SVC52-P01_PG] 2011年霧島山新燃岳噴火をキッチン火山実験で再現する
ポスター講演3分口頭発表枠
キーワード:2011年新燃岳噴火, キッチン火山学
小・中学生を対象に2011年霧島山新燃岳噴火をキッチン火山実験で再現するプログラムを実施した。2011年噴火の推移を実際の写真や図で解説しながら、食材を使った実験でそれを順番に再現した。マグマの発泡・噴出(準プリニー式噴火)から揮発性成分の抜けた溶岩の流出(火口内への溶岩の流出)などの噴火のメカニズムや軽石・火山灰の分布様式などへの理解が、実際に起こったこと、見られたこととつきあわせることで、格段に進んだ。霧島山東麓では、2011年の新燃岳噴出物を実際に観察できるので、野外観察と組み合わせることによって、より有意義なものになった。2011年新燃岳噴火を知ることは、子ども達に防災を意識させずに防災を学んでもらえることにつながる。このプログラムは霧島ジオパークにおける教育・防災分野の重要な部分を担うものである。