日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-VC 火山学

[S-VC53_28PM2] 火山とテクトニクス

2014年4月28日(月) 16:15 〜 16:45 413 (4F)

コンビーナ:*下司 信夫(産業技術総合研究所 地質情報研究部門)、西村 卓也(京都大学防災研究所)、古川 竜太(産業技術総合研究所地質調査総合センター)、三浦 大助(財団法人電力中央研究所 地球工学研究所 地圏科学領域)、長谷川 健(茨城大学理学部地球環境科学コース)、土志田 潔(一般財団法人 電力中央研究所 地球工学研究所 地圏科学領域)、座長:田島 靖久(日本工営株式会社)

16:30 〜 16:45

[SVC53-P07_PG] 新しい岩脈法に遺伝的アルゴリズム組み込み

ポスター講演3分口頭発表枠

*山路 敦1 (1.京都大学)

キーワード:実数値遺伝的アルゴリズム, マグマ圧, 混合ビンガム分布, 岩脈, 鉱脈

岩脈や鉱脈など(以下,岩脈),流体圧で開口した亀裂の方向から,形成時の応力がわかる.異なる応力状態で作られた岩脈が混在している場合,貫入面の極に混合ビンガム分布をフィッティングすることによってクラスター解析し,クラスターごとに3本の主応力軸,応力比,最大流体圧比が計算することができる(Yamaji and Sato, 2011).
このソフトウェアを公開するために,遺伝的アルゴリズムを使って計算を高速化することを試みた.EMアルゴリズムを使う従来の方法にくらべて,計算時間は通常で数分の一になり,また,EMアルゴリズムでは収束しにくかったデータでも遺伝的アルゴリズムなら対処できることが分かった.