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[U06-P17] BundlerとPMVS2を用いたStructure-from-Motion法による小惑星形状推定手法
キーワード:小惑星, 形状推定, bundler, PMVS2, Structure-from-Motion, はやぶさ2
はやぶさ2プロジェクトにおける小惑星形状モデル作成手法の検討のため,オープンソースとして公開されている形状復元ツールの評価を行った.評価したのはStructure from Motionによる形状復元が可能なソフトBundlerと,これと協働して高解像度の形状モデルを作成可能なソフトPMVS2である.はやぶさ探査機が取得した,小惑星イトカワの画像を入力として,前記ツールによる形状復元を行い,既存の形状モデルと比較することで精度,解像度などを評価した.BundlerとPMVS2による形状復元は,迅速な処理が特徴であり,精度,解像度の点でも運用初期に必要な条件を満たしている.より高解像度な形状モデルはshape-from-shadingや照度差ステレオなどの他の手法によって構築する必要がある.