日本地球惑星科学連合2014年大会

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ポスター発表

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[U-06_28PO1] 太陽系小天体研究の新展開

2014年4月28日(月) 18:15 〜 19:30 3階ポスター会場 (3F)

コンビーナ:*荒川 政彦(神戸大学大学院理学研究科)、中本 泰史(東京工業大学)、渡邊 誠一郎(名古屋大学大学院環境学研究科地球環境科学専攻)、安部 正真(宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)、石黒 正晃(ソウル大学物理天文学科)

18:15 〜 19:30

[U06-P17] BundlerとPMVS2を用いたStructure-from-Motion法による小惑星形状推定手法

*平田 成1森 洋平1はやぶさ2形状モデル 検討グループ 2 (1.会津大学、2.はやぶさ2プロジェクト)

キーワード:小惑星, 形状推定, bundler, PMVS2, Structure-from-Motion, はやぶさ2

はやぶさ2プロジェクトにおける小惑星形状モデル作成手法の検討のため,オープンソースとして公開されている形状復元ツールの評価を行った.評価したのはStructure from Motionによる形状復元が可能なソフトBundlerと,これと協働して高解像度の形状モデルを作成可能なソフトPMVS2である.はやぶさ探査機が取得した,小惑星イトカワの画像を入力として,前記ツールによる形状復元を行い,既存の形状モデルと比較することで精度,解像度などを評価した.BundlerとPMVS2による形状復元は,迅速な処理が特徴であり,精度,解像度の点でも運用初期に必要な条件を満たしている.より高解像度な形状モデルはshape-from-shadingや照度差ステレオなどの他の手法によって構築する必要がある.