日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-06_28AM1] 太陽系小天体研究の新展開

2014年4月28日(月) 09:00 〜 10:45 503 (5F)

コンビーナ:*荒川 政彦(神戸大学大学院理学研究科)、中本 泰史(東京工業大学)、渡邊 誠一郎(名古屋大学大学院環境学研究科地球環境科学専攻)、安部 正真(宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)、石黒 正晃(ソウル大学物理天文学科)、座長:荒川 政彦(神戸大学大学院理学研究科)

10:30 〜 10:45

[U06-P22_PG] ほうおう座流星群の出現予報

ポスター講演3分口頭発表枠

首藤 宙伸1、*佐藤 勲2 (1.日本大学、2.日本天文学会)

キーワード:流星

1956年に大出現したほうおう座流星群は、ブランパン彗星(289P/Blanpain)を母天体とする流星群で、2014年に出現する可能性がある。ブランパン彗星は、1819年に彗星として発見されて以来、長く見失われており、1819年にバーストを起こした可能性が考えられる。このため、1956年の大出現は、1819年のダストトレールの接近によるものである可能性が考えられ、今年の出現の可能性についても、この観点から検討が進められている。また、ブランパン彗星の平均公転周期は5.27年で、木星と9:4の共鳴関係にあり、95年周期がある。従って次回は、2051年に大出現することが予想されている。