日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-03] 地球惑星科学のアウトリーチ

2015年5月24日(日) 11:00 〜 12:45 106 (1F)

コンビーナ:*植木 岳雪(千葉科学大学危機管理学部)、小森 次郎(帝京平成大学)、座長:植木 岳雪(千葉科学大学危機管理学部)、千葉 崇(筑波大学生命環境系)

11:15 〜 11:30

[G03-09] 石の楽器(サヌカイト)のコンサート:大学の地域貢献の一環として

*植木 岳雪1手束 聡子1 (1.千葉科学大学危機管理学部)

キーワード:地域貢献, 生涯学習, アウトリーチ, サヌカイト, コンサート

大学には研究,教育,地域貢献の3つの役割りがあり,大学のミッションによってそれらの割合は異なるが,近年,地域貢献の比重が相対的に大きくなっている.千葉科学大学は,地方にある小規模な理系の私立大学である.大学は,千葉県銚子地域の知の拠点(COC)となるべく,公開講座のようなアウトリーチ活動,学生のボランティア活動,学生消防隊,好適環境水による新産業創出,ジオパークによる郷土教育など,地域連携活動を積極的に行ってきた.しかし,一般市民を対象としたアウトリーチ活動の中で,地球惑星科学に関するものはほとんど行われてこなかった.
 2014年1月にプロの打楽器奏者を招聘して,石の楽器のコンサートを実施した.その目的は,学生,教職員を含む一般市民(学生,教職員を含む)に,音楽を通して地形・地質に親しみと興味関心を持ってもらうことである.参加者は合計55名であった.アンケート調査によれば,参加者は全て肯定的な評価を示したが,広報の方法を再検討する必要性が明らかになった.この結果を踏まえて,2015年3月に石の楽器のコンサートを再度実施する予定である.本講演では,これら2回のコンサートの結果と参加者による評価を報告する.