11:50 〜 12:05
[SVC46-16] 2014年5月10日桜島爆発的噴火のMPレーダー観測
キーワード:火山噴煙, MPレーダー, 二重偏波レーダー, 疑似エコー
火山噴煙が気象レーダーで捉えられることは1960年代後半から知られていたが、その定量的把握技術はまだ確立していない。一方、定量的降水推定(QPE)や粒子判別(HC)などの領域で、MP(二重偏波)気象レーダーによる技術が急速に発達してきている。現在、我々は気象レーダーによる噴煙の定量的観測技術(QAE)の開発を目指しているが、疑似エコーがQAEの障害の一つとなっている。
本研究では、2014年5月10日桜島噴火の事例を対象に、粒子の不均一性などを表す偏波間相関係数(ρhv)による疑似エコー領域の特定を試みた。また、この手法で特定された噴煙領域および疑似エコー領域におけるレーダーパラメーターの頻度分布を解析した。その結果、疑似エコー領域は複数の要因に依存していたと考えられる。
本研究では、2014年5月10日桜島噴火の事例を対象に、粒子の不均一性などを表す偏波間相関係数(ρhv)による疑似エコー領域の特定を試みた。また、この手法で特定された噴煙領域および疑似エコー領域におけるレーダーパラメーターの頻度分布を解析した。その結果、疑似エコー領域は複数の要因に依存していたと考えられる。