日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-GD 測地学

[S-GD22] GGOS(全球統合測地観測システム)

2015年5月28日(木) 14:15 〜 16:00 303 (3F)

コンビーナ:*松坂 茂(公益社団法人 日本測量協会)、大坪 俊通(一橋大学)、座長:福田 洋一(京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻地球物理学教室)、大坪 俊通(一橋大学)

14:30 〜 14:45

[SGD22-02] グローバルな測地基準座標系(GGRF)に関する国連総会決議と今後の展望

*宮原 伐折羅1 (1.国土地理院測地部物理測地課)

キーワード:国連総会決議, 測地基準系, UN-GGIM, 国連地球規模の地理空間情報管理に関する専門家委員会, グローバルな測地基準座標系

国連地球規模の地理空間情報管理に関する専門家委員会(UNCE-GGIM)は,グローバルな測地基準座標系(GGRF)がグローバルに正確な位置の基準を与えるために社会、経済、科学におけて不可欠なインフラであることをかんがみて,2013年7月の第3回会合にてGGRFを継続的に維持するための国際連携を推進する国連総会決議を目指すこととした. UNCE-GGIMが設置したワーキンググループ(WG)によって,国連総会決議案のドラフトが作成され, 2015年の早い時期に,国連総会決議が採択される見通しである.
国土地理院は,UNCE-GGIMの一員として,当初からWGのメンバーに加わり,決議案の作成に貢献するとともに,持続可能なGGRFを構築・維持するためのロードマップの作成に参加している.発表では,決議が行われた背景とその意義を解説し,GGRFの維持に向けた現在の活動と今後の展望を報告する.