日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS29] 大気電気学

2015年5月24日(日) 14:15 〜 16:00 A01 (アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張)

コンビーナ:*芳原 容英(電気通信大学 大学院情報理工学研究科)、牛尾 知雄(大阪大学大学院工学研究科情報通信工学部門)、座長:森本 健志(近畿大学理工学部)

15:51 〜 15:54

[MIS29-P03] 2014-2015年冬季雷活動に関連する高エネルギー放射線:初期報告

ポスター講演3分口頭発表枠

*高橋 周作1鴨川 仁1デイビッド スミス2グレゴリー ボーワーズ2齋藤 将監1ケリー ニコル2庄司 智美1松木 篤3 (1.東京学芸大学教育学部物理学科、2.カリフォルニア大学 セントクルーズ校、3.金沢大学環日本海域環境研究センター)

キーワード:高エネルギー放射線, 冬季雷雲, 雷放電

2014年冬季に能登半島先端において、冬季雷雲・雷放電に関連する高エネルギー放射線の測定を行った。本発表はそれの初期報告である。富士山頂における夏季雷の観測では雷雲の接近に伴い、放射線量の増加がみられている。能登半島の観測でも12月17日にNaIシンチレータの放射線測定器がミリ秒オーダーの放射線の増加を検知した。しかしながら、当時観測地上空で降雨が起きていたにも関わらず、大気電場には大きな変化はみられなかった。本講演では、2013~2014年冬季観測の総括ならびに前述のガンマ線バーストについても考察する。