日本地球惑星科学連合2015年大会

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口頭発表

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[U-05] Future Earth - 持続可能な地球へ向けた統合的研究

2015年5月25日(月) 11:00 〜 12:45 103 (1F)

コンビーナ:*氷見山 幸夫(北海道教育大学教育学部)、中島 映至(東京大学大気海洋研究所)、谷口 真人(総合地球環境学研究所)、大谷 栄治(東北大学大学院理学研究科地学専攻)、座長:鈴木 康弘(名古屋大学)

12:05 〜 12:20

[U05-08] 自然衝撃波現象による災害と高温排出ガスの効果的な対処

*三浦 保範1 (1.客員(国内外大学))

キーワード:衝撃波, 災害, 最適法, 火山, 高温炭酸ガス, 隕石衝突

天然の巨大な災害はすべて衝撃波という音速以上の極限状態現象である地震・火山・隕石衝突によって、現在の地球と生命体は変化して姿を昔から変えており、局所破壊の繰り返しで地球全体は場所で異なる破壊生成物の組み合わせと多種の生命体でできている。多様体の舞台の地球と多種の生命体に繁栄した地上において、人類社会の防災・減災について効果的な対処法が次のようにまとめられる。

1)地表や地下で発生する地震や火山による自然災害は、音速の衝撃波のため予知も人工的な制御もできないが、それらの活動規模が限定される地下起源である。その発生後の地殻物質の変化等による災害は、長期間のデータ蓄積とその場の詳細な観測で減災が望まれる。

2)小惑星隕石衝突は、その衝撃波の軌道が上空で宇宙空間からであるので、地球外の追跡による制御と破壊の有無によって、地球での衝突(大気と地表)を避けることは可能であるが、地球外が含まれるので相応の財源と科学技術的な長期計画が必要となる。しかしこれは人類(生命体)を破滅から救うための対策に相当するものである。

3)天然の巨大な災害は、すべて高速の衝撃波の極限状態現象である地震・火山・隕石衝突によって、現在の地球に変化して姿を昔から継続的に変えている。局所破壊の繰り返す一方向の変化で進むため、活動地球全体では場所で異なる破壊生成の複雑な組み合わせによる地球構成物を示す。 

4)地球惑星に発生した生命体は気候変動で一斉に変化するのではなく、その大型災害によりピンポイン的な局所効果を示す。小惑星衝突は、地球生命体絶滅を繰り返す起因となっている。大災害が発生した場所以外で生き延びた生命体が繁栄した結果、多様な生命体が現在の地上に複雑に共存している。

5)大型自然災害は衝撃波起因のため発生を防げないが、自然災害への警戒を一般的に常時して社会生活への影響をその場的に軽減する情報共有することが自然災害の危機管理対応である。

6)活動的な地球の現状では、効果的な減災のために戦略・費用・移住対応が現実的である。例えば、日本列島の地震は各地に起きて安全域はないが、大型活火山分布の少ない地域(西日本など)の利用を分散的でも減災面から今後考えるべき対応である。 

7)知的な人類でも自然災害を防ぐ事や、地球自体を変えたり停止することはできない。水惑星地球や生命体を破壊的に変化させる災害(小惑星衝突)を軽減し破壊し回避する工夫(地球外での追跡破壊対応)が、今後有効的に検討する必要がある。

8)地球温暖化をもたらす人工的な廃棄物処理以外に、自然の衝撃波現象(火山・衝突・地震)からも高温噴気ガス(炭酸ガスなど)を排出するので、それらの有効的で循環的な変化の対応策を考える必要がある。これは、地球の循環的変化に対応して、自然衝撃波活動災害物を人工的に循環的な対応をする方法が有効的であると考えられる(三浦,2013, 2015)。

参考文献: Miura Y. Ed. (1996): Shock wave handbook (Springer). p.1073-1209. Miura Y. (2013): Japanese Patent. Miura Y. (2014). Am. Chem. Soc. , 248th, p.19675. 72. Miura Y. (2015): Tokyo Conference on International Study for Disaster Risk Reduction and Resilience (Univ. Tokyo),17.