17:45 〜 18:00
[PCG31-23] S520-29号機に搭載されたデジタル方式フラックスゲート磁力計における測定周波数の評価
2014年8月17日に内之浦から打上げられた観測ロケットS520-29号機には,デジタル方式フラックスゲート(DFG)が搭載されている.今回搭載されるDFGは,S310-40号機に搭載したDFGを改良し,センサにおける磁場残差を内部処理した後,テレメトリデータとして出力することにより,測定周波数を実効的に高周波に拡張したものである.この新方式の磁力計は将来のロケット・衛星ミッションにおいて,高精度化,小型・省電力となる可能性を持つ方式である.
また,S520-29号機には太陽センサが搭載されているため,ロケットに対する太陽方向を正確に知ることができる.そこで,DFGで観測した太陽方向の磁場成分と,IGRF等のモデル磁場の太陽方向成分を比較し,DFG自身やロケットが発生する磁場によるスピン軸方向の磁場オフセット,およびそのロケット飛翔中における安定性を評価する.発表では,新方式DFGの測定周波数が高周波まで拡張したかの評価を報告する.
また,S520-29号機には太陽センサが搭載されているため,ロケットに対する太陽方向を正確に知ることができる.そこで,DFGで観測した太陽方向の磁場成分と,IGRF等のモデル磁場の太陽方向成分を比較し,DFG自身やロケットが発生する磁場によるスピン軸方向の磁場オフセット,およびそのロケット飛翔中における安定性を評価する.発表では,新方式DFGの測定周波数が高周波まで拡張したかの評価を報告する.