09:45 〜 10:00
[G03-04] 資源教育におけるグローバル人材育成プログラム -タイ、カンボジアにおけるSchool On the Moveをもとに-
キーワード:資源教育, グローバル人材育成, 国際学生交流, 日本-ASEAN
文部科学省の「大学の世界展開力強化事業」の一環として「地球資源工学グローバル人材養成のための学部・大学院ビルドアップ協同教育プログラム」が2012年度より本格的に稼働している。九州大学の渡邊公一郎教授が構想責任者としてプロジェクトリーダーを務める本プログラムは、「鉱物・エネルギー資源開発とそれに付随する地球環境問題に関わる分野で、日本とASEANの将来を支える地球資源工学分野のグローバル人材の養成を目指す」事を構想の要として、陸地から海洋にいたる資源開発とそれに関係する地球環境問題に関わる学術(以降「地球資源工学」という)分野で、日本・ASEANの学生が将来グローバルに活躍するために実践経験を積む「国際インターンシップ」、相互学生交流を強化する「スクールオンザムーブ」、高度研究者・技術者リーダーを養成するための「大学院ダブルディグリー」の質保証を伴う3つの学部・大学院ビルドアップ(積上式)協働教育プログラムを九州大学と国内外の連携大学とともに共同開発し、本格実施することを目的としている。
なかでもSchool On the Move(以下SOMと略す)は本事業中で最も多くの学生が国内外に派遣され、交流するメインのプログラムである。修士課程の学生を対象とし、年度内に日本で1カ所、ASEANで2カ所、合計3カ所でそれぞれ10日間ずつのフィールド調査を実施する。それぞれの国の連携大学がホストになり、レクチャー、フィールドを企画し、Summer School同様全て英語環境にて行われる。より専門性が求められるため、Mining/Mineral Processing、Geology/Geophysics、Geothermal、Petroleumに別れ、フィールドもそれぞれの専門に分けて行われる。本プログラムは期間中に開催される国際学会と並行して行われ、そこで全員が自身の研究を発表するのが参加条件である。学生同士の交流期間が長いために国境を超えた友情を育む事ができる。
学生の様子やプログラムの具体的な内容について、2014年度SOMタイ及び2015年度SOMカンボジアの様子を紹介するとともに、具体的な教育効果、問題点を報告する。
連携大学:九州大学、早稲田大学、チュラロンコン大学(タイ)、バンドン工科大学(インドネシア)、ガジャマダ大学(インドネシア)、フィリピン大学(フィリピン)、マレーシア科学大学(マレーシア)、ホーチミン市工科大学(ベトナム)、カンボジア工科大学(カンボジア)。協力大学:北海道大学。
参考URL:http://resource-tenkai.mine.kyushu-u.ac.jp/program/
なかでもSchool On the Move(以下SOMと略す)は本事業中で最も多くの学生が国内外に派遣され、交流するメインのプログラムである。修士課程の学生を対象とし、年度内に日本で1カ所、ASEANで2カ所、合計3カ所でそれぞれ10日間ずつのフィールド調査を実施する。それぞれの国の連携大学がホストになり、レクチャー、フィールドを企画し、Summer School同様全て英語環境にて行われる。より専門性が求められるため、Mining/Mineral Processing、Geology/Geophysics、Geothermal、Petroleumに別れ、フィールドもそれぞれの専門に分けて行われる。本プログラムは期間中に開催される国際学会と並行して行われ、そこで全員が自身の研究を発表するのが参加条件である。学生同士の交流期間が長いために国境を超えた友情を育む事ができる。
学生の様子やプログラムの具体的な内容について、2014年度SOMタイ及び2015年度SOMカンボジアの様子を紹介するとともに、具体的な教育効果、問題点を報告する。
連携大学:九州大学、早稲田大学、チュラロンコン大学(タイ)、バンドン工科大学(インドネシア)、ガジャマダ大学(インドネシア)、フィリピン大学(フィリピン)、マレーシア科学大学(マレーシア)、ホーチミン市工科大学(ベトナム)、カンボジア工科大学(カンボジア)。協力大学:北海道大学。
参考URL:http://resource-tenkai.mine.kyushu-u.ac.jp/program/