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[ACG33-07] 駿河湾における富士山地下水海底湧出場所の推定(Ⅱ)
キーワード:海底湧水, 富士山, マルチビームソナー, サイドスキャンソナー, 音波探査, 遠隔操作無人探査機
富士山周辺では、透水性に富む玄武岩質の新富士溶岩が主要な地下水の流路になっている。特に富士山南西麓では、富士川河口断層が南北方向に分布しており、この断層が駿河湾への地下水流動に大きな影響を与えている可能性がある。そのため、富士山にもたらされた降水が駿河湾で海底湧水となって湧出し、沿岸海域の生物資源に大きな影響を与えていると考えられる。
本研究では、駿河湾の豊かな沿岸生態系の解明への貢献を目指し、富士川~田子の浦間の奥駿河湾において海底湧水調査を実施した。断層がある富士川河口周辺から深さ100~200mに新富士溶岩が分布する富士川~田子の浦間の奥駿河湾において、水深250mまでの海底地形をマルチビームソナーで、海底面や地層の状況をサイドスキャンソナー、音波探査機を用いて測定し、地下水の湧出場所の推定を試みている。また、これらの推定された場所を対象に、遠隔操作無人探査機(ROV)を使用して海底の状況を把握している。本発表ではこれらの取り組みについて紹介する。
本研究では、駿河湾の豊かな沿岸生態系の解明への貢献を目指し、富士川~田子の浦間の奥駿河湾において海底湧水調査を実施した。断層がある富士川河口周辺から深さ100~200mに新富士溶岩が分布する富士川~田子の浦間の奥駿河湾において、水深250mまでの海底地形をマルチビームソナーで、海底面や地層の状況をサイドスキャンソナー、音波探査機を用いて測定し、地下水の湧出場所の推定を試みている。また、これらの推定された場所を対象に、遠隔操作無人探査機(ROV)を使用して海底の状況を把握している。本発表ではこれらの取り組みについて紹介する。