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[O01-P35] 軟体動物化石から推定される八郎潟層の年代
キーワード:八郎潟層, 地質, 年代測定, 化石
2011年、男鹿半島・大潟ジオパークが東北地方で初めての日本ジオパークに認定された。男鹿半島地域では日本海の形成という大きなイベントを含む、過去7000万年の地史を詳細に物語る地層が多数露出しており、これが大きなテーマとなっている。一方大潟地域は、日本で2番目の面積であった八郎潟の干拓によって人為的に作られた大地であり、自然の改変や新たな大地と人間がどのように共生しているかが重要なテーマとなっている。
大潟地域におけるジオパークの特色を理解するためには、八郎潟の生いたちを学習する場が必要である。しかしながら、干拓地である大潟村には、男鹿半島地域でみられるような露頭がない。そこで、大潟地域の大地の形成について理解を深めてもらうため、大潟地域に露頭をつくり、その剥ぎ取り標本と得られた知見を大潟村干拓博物館で展示することを試みた。
今回、標本作成時に採取された化石について放射性年代測定を行い、改めて八郎潟の成り立ちについて考察する。
大潟地域におけるジオパークの特色を理解するためには、八郎潟の生いたちを学習する場が必要である。しかしながら、干拓地である大潟村には、男鹿半島地域でみられるような露頭がない。そこで、大潟地域の大地の形成について理解を深めてもらうため、大潟地域に露頭をつくり、その剥ぎ取り標本と得られた知見を大潟村干拓博物館で展示することを試みた。
今回、標本作成時に採取された化石について放射性年代測定を行い、改めて八郎潟の成り立ちについて考察する。