日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

セッション記号 S (固体地球科学) » S-IT 地球内部科学・地球惑星テクトニクス

[S-IT05] Hard-Rock Drilling: Oceanic Lithosphere to Island Arc Formation and Beyond

2015年5月27日(水) 11:00 〜 12:45 303 (3F)

コンビーナ:*田村 芳彦(海洋研究開発機構 海洋掘削科学研究開発センター)、Yildirim Dilek(マイアミ大学)、森下 知晃(金沢大学理工研究域自然システム学系)、佐野 貴司(国立科学博物館地学研究部)、阿部 なつ江(独立行政法人海洋研究開発機構海洋掘削科学研究開発センター)、海野 進(金沢大学理工研究域自然システム学系)、高澤 栄一(新潟大学理学部地質科学科)、小野 重明(独立行政法人海洋研究開発機構)、道林 克禎(静岡大学理学研究科地球科学専攻)、座長:阿部 なつ江(独立行政法人海洋研究開発機構海洋掘削科学研究開発センター)、小野 重明(独立行政法人海洋研究開発機構)、道林 克禎(静岡大学理学研究科地球科学専攻)

11:45 〜 12:00

[SIT05-15] プレート沈み込み直前の海洋プレート屈曲に伴う断層による含水プロセスの解明に向けた東北沖海洋掘削計画

*森下 知晃1守岩 慈英尊2藤江 剛3阿部 なつ江3小野 重明3斎藤 実篤3 (1.金沢大学、2.ロンドン大学、3.海洋研究開発機構)

キーワード:プレート沈み込み, アウターライズ, 含水, 地震, 海洋掘削, 蛇紋岩化

プレート沈み込みに伴う海洋プレートの屈曲により断層が形成され,この断層にそってプレート深部まで海水が供給されるという概念(Peacock, 2001 Geology)は広く認識されている。実際に,地球物理観測により,この事実を支持するデータも報告されている(例えば,Ranero et al., 2003 Nature; Worzewski et al., 2010 Nature Geosci.)。しかし,どのように,どの深さまで,どの範囲で海洋プレートがプレート沈み込み直前の屈曲に伴う断層で含水するかという実体は不明である。東北沖は,古く冷たい海洋プレートの代表である。また,地球物理観測によって,深部までの断層形成が示唆されており(Nakanishi, 2011 in Accretionary Prisms and Convergent Margin Tectonics; Nakamura et al., 2013 Geophys. Res. Lett.),海洋プレート深部のマントルまで水が供給され蛇紋岩化を引き起こしている可能性が高い(Obana et al., 2012 Geophys. Res. Lett.)。本発表では,沈み込む海洋プレートの屈曲に伴う断層による含水プロセスを解明すべく国際海洋掘削申請として提案予定の東北沖掘削計画の概要について述べる。