日本地球惑星科学連合2015年大会

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[O-01] ジオパークへ行こう

2015年5月24日(日) 18:15 〜 19:30 コンベンションホール (2F)

コンビーナ:*渡辺 真人(産業技術総合研究所地質情報研究部門)

18:15 〜 19:30

[O01-P13] 砂絵による新たな教育普及活動について~2種類の堆積岩を使って~

*畑中 健徳1吉川 博輔1 (1.恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク推進協議会)

キーワード:2種類の堆積岩, 砂絵, 教育普及活動, 有効活用, 化石発掘体験

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークでは、教育普及、ジオツーリズムの一環で子供や親子などを対象に化石発掘体験(現在、2箇所)が行なわれている。化石発掘体験で使用され、砕かれた岩石は細かくなり使えなくなる。それらの細かな岩石は、化石発掘体験の会場となっている公園の駐車場や水たまりの補修用にのみ使用されているのが現状である。ジオパークに取り組む当地域として、このような状況はたいへん不合理でもったいないとかつてから我々は感じていた。細かくなり化石発掘体験では使わなくなった岩石は、さらに教育普及面で効果的に有効利用するべきであり、また、その有効活用は資源の保全の観点からもとても重要なことであると言える。そこで新たにはじめたのが、子どもたちにより地球科学や地域の遺産、岩石などへの興味や関心を導くための「砂絵」による教育普及活動である。ここでは、新たに取り組んでいる「砂絵」による教育普及の事例、それらの有効性や課題、可能性について報告する。