日本地球惑星科学連合2015年大会

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口頭発表

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[U-06] 宇宙・太陽から地球表層までのシームレスな科学の新展開

2015年5月24日(日) 16:15 〜 18:00 105 (1F)

コンビーナ:*松見 豊(名古屋大学太陽地球環境研究所)、草野 完也(名古屋大学太陽地球環境研究所)、石坂 丞二(名古屋大学地球水循環研究センター)、坪木 和久(名古屋大学・地球水循環研究センター)、榎並 正樹(名古屋大学 年代測定総合研究センター)、座長:町田 忍(名古屋大学太陽地球環境研究所)

16:35 〜 16:55

[U06-18] 太陽地球系科学の将来展望

*星野 真弘1 (1.東京大学)

キーワード:太陽地球系科学, 将来展望

太陽地球系科学分野においては、太陽地球環境研究所をはじめとして各大学などの教育研究機関で、太陽と地球およびその間の宇宙空間の構造やダイナミックスの研究教育を行ってきている。そしてこのような研究教育は、従来から環境問題という側面と自然界の仕組みを解明するという基礎理学の側面を併せ持っているが、環境問題追求型と基礎科学重視型の研究教育は、最終的な到達目標が同じでも、両者のアプローチは往々にして異なる場合が多いように思われる。そしてアプローチが異なることで、教育研究の視点や展開が異なる場合もあるように見受けられる。太陽地球環境研究所が、環境という切り口の中で、太陽地球系科学に果たしてきた役割を概観したうえで、将来に向けてどのような方向に発展していくのか、今後の展望および展開への期待について述べる。