日本地球惑星科学連合2015年大会

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[O-01] ジオパークへ行こう

2015年5月24日(日) 18:15 〜 19:30 コンベンションホール (2F)

コンビーナ:*渡辺 真人(産業技術総合研究所地質情報研究部門)

18:15 〜 19:30

[O01-P25] 箱根ジオパークにおける特産品開発の取り組み

*青山 朋史1 (1.箱根ジオパーク推進協議会)

キーワード:ジオパーク, 箱根, 火山, 特産品

箱根ジオパーク推進協議会には、行政や商工会、観光協会の他、教育関係機関、交通事業者、観光施設・宿泊施設、マスコミ、ガイド団体やボランティア団体など多種多様な団体が参画しており、各団体が単独でジオパークの活動を実施するだけでなく、協議会の中でいくつかの団体が連携してジオパーク活動に取り組んでいる。
その一例として、平成26年度には、小田原箱根商工会議所箱根支部が事務局となり、協議会の会員や地元事業者から箱根ジオパークの特産品の募集を行い、13事業者から15品目の特産品が集まった。
本事業は、日本商工会議所の地域力活用新事業∞全国展開プロジェクト補助金と箱根ジオパーク推進協議会の予算を活用して実施された。各市町のジオパーク担当者や各商工会、観光学やマーケティングなどの専門家を交えて「ジオパーク特産品開発推進委員会」を発足し、そこで特産品公募の条件などの検討を行った。公募により地域内の事業者から、ジオサイトなどからインスピレーションを受けた特産品が集まり、委員会による審査を経て認定された。
特産品は、箱根ジオパークの大地の恵みである地元の食材を使ったものや、火山の噴気やジオサイトを表現した趣向を凝らした作品が集まった。
今後は、これらの特産品のPRや販売促進が課題であり、これらの推進により箱根ジオパークの広報普及にもつなげていきたい。