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★ [MGI36-02] 統合国際深海掘削計画(IODP:2003-2013)におけるオープンデータ体制の実際
キーワード:オープン データ, データ サンプル, モラトリアム期間, レポジトリー
統合国際深海掘削計画(Integrated Ocean Drilling Program: 2003/10-2013/09)は、唯一の科学的海洋掘削プログラムとして1960年代より更新発展し、現在は国際深海科学掘削計画(International Ocean Discovery Program: 2013/10-)として推進されている。本発表では、統合国際深海掘削計画におけるオープンデータ体制とその推進の実際にふれる。IODPに参加する国は、基本原則に合意を求められ、データの公開原則を含む。現在のオープンデータ、オープンサイエンスの流れの中で、データプロデューサー、データユーザーの重複と共存をIODPではどのようにマネジしてきたのか述べる(たとえばモラトリアム期間の導入)。あきらかに言えることは、データの取り扱いについては、関連サイエンスコミュニティの議論と提案によって基本原則のレベルから構築され、それを資金提供機関が監督し資金的に支える体制が機能してきた。データサンプルこそが計画の「遺産」であるとの認識がある。