17:15 〜 17:30
[SGD22-12] GNSSの現状とIGSの活動
キーワード:GNSS, IGS
現在、衛星測位システムの一つであるGNSSは、米国のGPSをはじめ、日本の準天頂衛星、ロシアのGLONASS、欧州連合のGalileo、中国のBeiDou等が存在し、各GNSS間の互換性や相互運用性を調整しつつ、整備、運用が進められている。
国際GNSS事業(IGS)では、それらGNSSを用いた国際基準座標系構築や測地学・地球物理学研究等の活動支援を目的として、関係機関の協力に基づき、観測ネットワークの構築や観測データの提供、精密軌道情報・地球回転パラメータ等の計算・提供等を行っており、GNSSを用いた高精度な測位には、必要不可欠な組織となっている。また、IGSは既に配備が完了しているGPSとGLONASSを正式なサービスとしていたが、2011年からGPSとGLONASS以外のGNSSを観測・収集・解析を行うMulti-GNSS Experiment(MGEX)を開始し、マルチGNSSに関する研究を進めており、ここ数年のうちにMGEXをパイロットサービスに移行することが計画されている。さらに、IGSは2013年からリアルタイムパイロットサービスを行っており、リアルタイムで提供される世界中の観測データや衛星の精密な軌道・時計情報は、精密単独測位(PPP)や災害監視のようなアプリケーションに利用することができる。
国際GNSS事業(IGS)では、それらGNSSを用いた国際基準座標系構築や測地学・地球物理学研究等の活動支援を目的として、関係機関の協力に基づき、観測ネットワークの構築や観測データの提供、精密軌道情報・地球回転パラメータ等の計算・提供等を行っており、GNSSを用いた高精度な測位には、必要不可欠な組織となっている。また、IGSは既に配備が完了しているGPSとGLONASSを正式なサービスとしていたが、2011年からGPSとGLONASS以外のGNSSを観測・収集・解析を行うMulti-GNSS Experiment(MGEX)を開始し、マルチGNSSに関する研究を進めており、ここ数年のうちにMGEXをパイロットサービスに移行することが計画されている。さらに、IGSは2013年からリアルタイムパイロットサービスを行っており、リアルタイムで提供される世界中の観測データや衛星の精密な軌道・時計情報は、精密単独測位(PPP)や災害監視のようなアプリケーションに利用することができる。