18:15 〜 19:30
[AAS22-P05] 高性能・低価格コヒーレント・ドップラー・ライダーの開発
キーワード:ドップラーライダー, 極端気象, 多重偏波, 多周波, エアロゾル
近年、夏期の局地的豪雨による災害が頻繁に発生している。こうした豪雨の発生要因を解明するためには、大気境界層の水蒸気収束動態が重要であるとされている。局地豪雨の監視のため高性能な降雨観測用気象レーダーの開発が進められている。しかし、気象レーダーで得られた降雨エコーは地上落下直前のエコーが見えているため、気象レーダーのみで事前予測を行うことは難しい。
コヒーレント・ドップラー・ライダー(CDL)は境界層内部の風速場を捉えることができるため、風の収束強度を知ることが出来る。本研究では、CDLの観測範囲の向上を図りつつも汎用光学部品を用いることで、高性能・低価格な実用用途に耐えうるCDLの開発を進める。エアロゾルの粒径情報を同時観測出来る多重偏波、多周波化機能を実装する。
コヒーレント・ドップラー・ライダー(CDL)は境界層内部の風速場を捉えることができるため、風の収束強度を知ることが出来る。本研究では、CDLの観測範囲の向上を図りつつも汎用光学部品を用いることで、高性能・低価格な実用用途に耐えうるCDLの開発を進める。エアロゾルの粒径情報を同時観測出来る多重偏波、多周波化機能を実装する。