16:15 〜 16:30
[SGD22-08] 石岡測地観測局におけるコロケーション測量
国土地理院は、茨城県つくば市の北東17kmにある石岡市内に新たな測地観測施設iGOS(石岡測地観測局)を建設中である。iGOS敷地内には新たなVLBIアンテナ及びGNSS連続観測点が完成し、重力観測点も今後建設する予定である。
アンテナを含むiGOSのVLBI観測施設は、国際VLBI事業(IVS)が提唱する新たな観測コンセプトVGOSに準拠している。VGOSは、GGOSの要求を満たすために位置精度1mm及び速度精度0.1mm/yr、常時連続観測、24時間以内の測地解算出を達成することを目標としている。
iGOSは、つくば局との精密な位置関係を確立した後、つくば局に代わって日本の測地基準系を構築・維持するという役割を引き継ぐことになる。この目的を達成するためには、複数宇宙測地技術間の相互位置関係の測定も非常に重要となる。そこで、2015年1月にVLBIアンテナの中心(水平軸と鉛直軸の交点)とGNSS連続観測点間の相互位置関係を求める測量(コロケーション測量)を実施した。
今回、国土地理院が所有する他のアンテナサイトで実施してきたコロケーション測量用のピラーを用いた従来どおりの測定(測角、測距、水準測量、GNSS測量)に加え、アンテナ中心をより高精度に求めるための新たな測定も実施した。本発表では、iGOSの概要とコロケーション測量の初期結果について報告する。
アンテナを含むiGOSのVLBI観測施設は、国際VLBI事業(IVS)が提唱する新たな観測コンセプトVGOSに準拠している。VGOSは、GGOSの要求を満たすために位置精度1mm及び速度精度0.1mm/yr、常時連続観測、24時間以内の測地解算出を達成することを目標としている。
iGOSは、つくば局との精密な位置関係を確立した後、つくば局に代わって日本の測地基準系を構築・維持するという役割を引き継ぐことになる。この目的を達成するためには、複数宇宙測地技術間の相互位置関係の測定も非常に重要となる。そこで、2015年1月にVLBIアンテナの中心(水平軸と鉛直軸の交点)とGNSS連続観測点間の相互位置関係を求める測量(コロケーション測量)を実施した。
今回、国土地理院が所有する他のアンテナサイトで実施してきたコロケーション測量用のピラーを用いた従来どおりの測定(測角、測距、水準測量、GNSS測量)に加え、アンテナ中心をより高精度に求めるための新たな測定も実施した。本発表では、iGOSの概要とコロケーション測量の初期結果について報告する。