09:30 〜 09:45
[HTT29-03] 地形特徴に注目したPALSARのデータ選定情報の生成
キーワード:合成開口レーダ, データ選択支援情報, 斜面方位図, 陰影起伏図
本研究の目的はデジタル標高モデルを用いたSARデータ選択支援情報を提供することである.合成開口レーダ(SAR)データは天候に依存することなく観察することが可能なので,自然災害時の地球観測のために非常に有用である.
現在,SARの解析データは観測日に軌道距離や気象条件を用いて選択される.しかし,地形条件によってはマイクロ波が到達しない領域が存在し,その領域において解析精度が低下する.そこで,斜面方位図と陰影図を用いて,データ選択支援情報の生成方法を提案した.本研究の結果は以下の通りである.
(1)斜面方位図と陰影図を用いてマイクロ波が遮蔽される領域と反射する領域が作成できた.
(2)マイクロ波が反射する領域では,公称標高値の範囲内で観測することができ,マイクロ波が遮蔽される領域では公称標高値の範囲で観測できない領域が存在した.
現在,SARの解析データは観測日に軌道距離や気象条件を用いて選択される.しかし,地形条件によってはマイクロ波が到達しない領域が存在し,その領域において解析精度が低下する.そこで,斜面方位図と陰影図を用いて,データ選択支援情報の生成方法を提案した.本研究の結果は以下の通りである.
(1)斜面方位図と陰影図を用いてマイクロ波が遮蔽される領域と反射する領域が作成できた.
(2)マイクロ波が反射する領域では,公称標高値の範囲内で観測することができ,マイクロ波が遮蔽される領域では公称標高値の範囲で観測できない領域が存在した.