日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM26] 宇宙プラズマ理論・シミュレーション

2015年5月24日(日) 14:15 〜 16:00 302 (3F)

コンビーナ:*梅田 隆行(名古屋大学 太陽地球環境研究所)、天野 孝伸(東京大学 地球惑星科学専攻)、成行 泰裕(富山大学人間発達科学部)、杉山 徹(独立行政法人海洋研究開発機構 地球情報基盤センター)、中村 匡(福井県立大学)、座長:成行 泰裕(富山大学人間発達科学部)、梅田 隆行(名古屋大学 太陽地球環境研究所)

15:36 〜 15:39

[PEM26-P03] ParaView/Catalystを用いたYin-Yangダイナモシミュレーションのin-situ可視化

ポスター講演3分口頭発表枠

*菅 新1陰山 聡1 (1.神戸大学大学院システム情報学研究科)

キーワード:可視化, その場可視化, インヤン格子

シミュレーション結果を解析するための可視化手法として、現在ではポストプロセス可視化が主流である。ポストプロセス可視化手法では、シミュレーション計算が終了した後に出力データを可視化用計算機に転送し、その数値データに対して可視化処理を施す。この方法であれば、データを解析するために使用する可視化手法や、(カメラの位置も含めた)可視化の各種パラメータを対話的に操作しながら可視化解析を進めることができる。しかしながらシミュレーション規模が大きくなると、ポストプロセス用の数値データのサイズが大きくなり、ディスクスペースの圧迫やデータ転送にかかる時間の増大などが深刻な問題となる。大規模シミュレーションの解析方法としてポストプロセス可視化は限界に近づきつつあると言える。この問題を解決するための方法として、我々はin-situ(その場)可視化手法に基づく新しい可視化方式を提案している。我々は最近、オープンソースの汎用可視化ソフトウェアである ParaViewと、そのin-situ可視化用ライブラリであるCatalystを用いて、インヤン格子に基づく磁気流体ダイナモシミュレーションコードに「その場可視化」機能を実装することに成功した。