日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-CG 宇宙惑星科学複合領域・一般

[P-CG31] 宇宙科学・探査の将来計画と関連する機器・技術の現状と展望

2015年5月27日(水) 16:15 〜 18:00 202 (2F)

コンビーナ:*平原 聖文(名古屋大学太陽地球環境研究所)、小嶋 浩嗣(京都大学生存圏研究所)、高橋 幸弘(北海道大学・大学院理学院・宇宙理学専攻)、鈴木 睦(宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部)、座長:小嶋 浩嗣(京都大学生存圏研究所)、高橋 幸弘(北海道大学・大学院理学院・宇宙理学専攻)

17:54 〜 17:57

[PCG31-P05] MMO搭載MIAセンター特性の偏心モデル計算

ポスター講演3分口頭発表枠

*宮﨑 祥一1三宅 亙2斎藤 義文3横田 勝一郎3 (1.東海大学大学院工学研究科、2.東海大学工学部、3.宇宙科学研究所)

キーワード:MIA, MMO

MMOに搭載されるMIAはトップハット型の静電分析器であり、水星周辺のイオンのエネルギー分析をおこなう。このMIAの地上校正試験によれば、ほぼ設計通りの性能を示している。しかし、本来は完全な軸対称であるはずが、イオン入射方位角に対して、透過エネルギーや透過仰角、Gファクターなどの分析器特性にわずかな依存性がみられる。この原因を、内球部・外球部・トップハット部の同心性のずれにあると仮定し、その再現をモデル計算で試みている。まず3次元軸対称でおおよそのずれに対する見積もりを計算し,精度を考察したうえで、3次元非軸対称でシミュレーションする。最終的には、より設計に近い静電分析器の実現につなげる。