日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CC 雪氷学・寒冷環境

[A-CC29] アイスコアと古環境変動

2015年5月26日(火) 18:15 〜 19:30 コンベンションホール (2F)

コンビーナ:*川村 賢二(情報・システム研究機構 国立極地研究所)、池原 実(高知大学海洋コア総合研究センター)、竹内 望(千葉大学)、阿部 彩子(東京大学大気海洋研究所)

18:15 〜 19:30

[ACC29-P01] レーザー氷床掘削のための氷の融解に関する研究

*櫻井 俊光1Haik Chosrowjan1染川 智弘1藤田 雅之1本山 秀明2渡辺 興亜2井澤 靖和1 (1.レーザー総研、2.極地研)

キーワード:氷, レーザー, 吸収, 融解, 掘削, 氷床

分析されたアイスコアから過去の気候変動の詳細が明らかにされているが、アイスコアを掘削するためには多大なる努力と時間が必要である。我々は短時間でアイスコアと同等のデータを得るための技術開発を進めている。氷は赤外域の光をよく吸収する。赤外域の代表的なレーザーとして、波長10.6μmのCO2レーザーがある。10.6μmの波長の光を氷に照射すると、氷は深さ1mm程度ですべて光を吸収することが計算から導き出された。このような特徴に着目して、CO2レーザーを氷に照射して融解速度を計測する実験を行った。結果、レーザー強度50W/cm2程度で氷は0.8mm/sec、密度0.15g/cm3の雪では4mm/sec.の融解速度であった。水平面から傾けてレーザーを氷に照射すると、融解水の影響で融解速度が減少することが解った。ファイバーカップル赤外レーザーを利用すれば、氷床を掘削することは可能であると我々は考えている。