18:15 〜 19:30
[SVC45-P41] GNSS火山変動リモート観測装置(REGMOS)の改良とその効果
キーワード:GNSS火山変動リモート観測装置, レグモス, 火山, 地殻変動
国土地理院では、電気・通信等のインフラが整備されていない火山地域において浅部マグマの挙動を監視する目的で、自律型の観測装置であるGNSS火山変動リモート観測装置(REGMOS)を開発し観測を行ってきた。
REGMOSには、GNSS受信機・アンテナのほか、温度計や傾斜計、ネットワークカメラ等が取り付けられており、これらのデータは1時間に1度、国土地理院のサーバへ転送されている。
2013~2014年度には、REGMOSに対し3つの改良を行った。1つ目は、富士山に設置しているREGMOSについて、従来のGPS衛星のみの受信からマルチGNSS衛星(GPS+グロナス+ガリレオ+準天頂)を受信できるよう改良した。2つ目は、地上携帯電話(FOMA)サービスエリア内に設置してあるREGMOS4基に対し、従来の衛星携帯電話ではなく、地上携帯電話を用いた通信方法に変更した。3つ目は、ネットワークカメラの静止画像撮影頻度とデータ転送頻度を向上させ、画像を連続で撮影し、撮影後すぐに画像データを国土地理院へ転送できるよう改良した。
本発表では、これら改良の詳細とその効果について報告する。
REGMOSには、GNSS受信機・アンテナのほか、温度計や傾斜計、ネットワークカメラ等が取り付けられており、これらのデータは1時間に1度、国土地理院のサーバへ転送されている。
2013~2014年度には、REGMOSに対し3つの改良を行った。1つ目は、富士山に設置しているREGMOSについて、従来のGPS衛星のみの受信からマルチGNSS衛星(GPS+グロナス+ガリレオ+準天頂)を受信できるよう改良した。2つ目は、地上携帯電話(FOMA)サービスエリア内に設置してあるREGMOS4基に対し、従来の衛星携帯電話ではなく、地上携帯電話を用いた通信方法に変更した。3つ目は、ネットワークカメラの静止画像撮影頻度とデータ転送頻度を向上させ、画像を連続で撮影し、撮影後すぐに画像データを国土地理院へ転送できるよう改良した。
本発表では、これら改良の詳細とその効果について報告する。