15:15 〜 15:30
[HRE28-17] 苫小牧地点CCS大規模実証試験における総合モニタリングシステムの構築
キーワード:二酸化炭素地中貯留, CCS, モニタリング
経済産業省が北海道苫小牧市において実施している「CCS大規模実証試験事業」では、地下に圧入する二酸化炭素の挙動や分布状況の把握、また二酸化炭素地中貯留と微小振動との関連の確認・検証、および地中貯留への自然地震の影響の評価を目的として、地震観測、坑井内圧力・温度等の常時観測が計画され、平成27年1月までに観測機器の設置を終了し、平成27年2月より圧入に先立つベースライン観測を開始した。
設置した観測機器は、海底敷設型ケーブル型地震計(OBC)×1ライン、海底地震計(OBS)×4箇所、陸上地震計×1箇所、大深度坑井内地震計・圧力計・温度観測装置×3坑井である。
観測データは、独立型の海底地震計データを除き、ほぼリアルタイムでモニタリング用観測室に集約され、今回構築した総合モニタリングシステムにてモニター表示、保存が行われる。総合モニタリングシステムでは、各観測データの監視を行い、予め定めた閾値によってモニターする各種観測値に対し、異常の有無を判定する計画である。各地震計の観測データからは、微小振動・自然地震発生の有無を逐次判定し、微小振動・自然地震と判定した場合には、自動的にその震源を決定する。
本講演では総合モニタリングシステムの概要について報告する。
設置した観測機器は、海底敷設型ケーブル型地震計(OBC)×1ライン、海底地震計(OBS)×4箇所、陸上地震計×1箇所、大深度坑井内地震計・圧力計・温度観測装置×3坑井である。
観測データは、独立型の海底地震計データを除き、ほぼリアルタイムでモニタリング用観測室に集約され、今回構築した総合モニタリングシステムにてモニター表示、保存が行われる。総合モニタリングシステムでは、各観測データの監視を行い、予め定めた閾値によってモニターする各種観測値に対し、異常の有無を判定する計画である。各地震計の観測データからは、微小振動・自然地震発生の有無を逐次判定し、微小振動・自然地震と判定した場合には、自動的にその震源を決定する。
本講演では総合モニタリングシステムの概要について報告する。