日本地球惑星科学連合2015年大会

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ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-HW 水文・陸水・地下水学・水環境

[A-HW24] 同位体水文学2015

2015年5月25日(月) 18:15 〜 19:30 コンベンションホール (2F)

コンビーナ:*安原 正也(独立行政法人 産業技術総合研究所)、風早 康平(産業技術総合研究所活断層・火山研究部門)、大沢 信二(京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設(別府))、高橋 正明(産業技術総合研究所)、鈴木 裕一(立正大学地球環境科学部)、風間 ふたば(山梨大学大学院医学工学総合研究部工学学域社会工学システム系)、浅井 和由(株式会社 地球科学研究所)

18:15 〜 19:30

[AHW24-P04] 火山体の侵食にともなう降雨流出特性の変化-御嶽山における事例研究-

*浅井 和由1辻村 真貴2 (1.地球科学研究所、2.筑波大学生命環境系)

キーワード:降雨流出, 御嶽山, 浸食, 成分分離, 直接流出, 涵養量

第四紀火山は保水力が高く、黒いダムと形容される。高い保水力の要因は、火山表層の浸透能の高さ(地下水涵養量の多さ)にあると一般的に認識されているが、降雨時に大きな直接流出が発生する事例も報告されている。一方、第四紀火山の地下水流動・流出特性は火山体の侵食にともなって変化することが指摘されており、降雨流出過程についても同様に変化すると考えられる。本研究では、侵食にともなう降雨流出特性の変化を定量的に明らかにすることを目的として、御嶽山の侵食状況の異なる2流域を対象として、河川流量と電気伝導度の長期観測と洪水時の連続採水を実施した。発表では、両流域のハイドログラフの特徴、流出成分の分離結果、直接流出量について報告する予定である。