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[AHW24-P04] 火山体の侵食にともなう降雨流出特性の変化-御嶽山における事例研究-
キーワード:降雨流出, 御嶽山, 浸食, 成分分離, 直接流出, 涵養量
第四紀火山は保水力が高く、黒いダムと形容される。高い保水力の要因は、火山表層の浸透能の高さ(地下水涵養量の多さ)にあると一般的に認識されているが、降雨時に大きな直接流出が発生する事例も報告されている。一方、第四紀火山の地下水流動・流出特性は火山体の侵食にともなって変化することが指摘されており、降雨流出過程についても同様に変化すると考えられる。本研究では、侵食にともなう降雨流出特性の変化を定量的に明らかにすることを目的として、御嶽山の侵食状況の異なる2流域を対象として、河川流量と電気伝導度の長期観測と洪水時の連続採水を実施した。発表では、両流域のハイドログラフの特徴、流出成分の分離結果、直接流出量について報告する予定である。