日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT29] 環境リモートセンシング

2015年5月24日(日) 09:00 〜 10:45 101B (1F)

コンビーナ:*作野 裕司(広島大学大学院工学研究院)、近藤 昭彦(千葉大学 環境リモートセンシング研究センター)、長谷川 均(国士舘大学 文学部)、桑原 祐史(茨城大学 広域水圏環境科学教育研究センター)、石内 鉄平(明石高専 都市システム工学科)、座長:石内 鉄平(明石工業高等専門学校)

10:00 〜 10:15

[HTT29-05] リモートセンシングによるシカの食害検出のためのササのスペクトル計測

*石橋 龍1吉田 有宏1國行 彩斗1冨田 涼華1野並 義章1 (1.北海道大学 グローバルサイエンスキャンパス)

キーワード:シカ, 食害, ササ, リモセン

近年北海道を中心にシカによる食害が年々増加している。北海道大学の中川研究林でのエゾシカについての研究では、1998年ごろからシカの目撃数が増加しており、食害も増加していることがわかっている。しかし、食害は主に森林など人が少ないところで起こるために発見が困難であり、発見時にはすでに再生不可能なほど被害が進行していることもある。そこで、我々はリモートセンシングによるスペクトル計測から被害地域を検出できないかと考えた。まず、簡易スペクトル解析装置を使用しササなどの植物のスペクトルを時間、環境、植物の異なる状態で計測し、これを衛星によって取得された画像と比較することで、シカの被害地域の検出方法の確立を目指す。