日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS28] 東アジア‐北西太平洋域高解像度古気候観測網

2015年5月27日(水) 18:15 〜 19:30 コンベンションホール (2F)

コンビーナ:*多田 隆治(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、中川 毅(立命館大学)、池原 研(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、山本 正伸(北海道大学大学院地球環境科学研究院)

18:15 〜 19:30

[MIS28-P01] 水月湖2014年コア:もっと深く!

*中川 毅1SG14 プロジェクトメンバー1 (1.立命館大学 古気候学研究センター)

キーワード:水月湖, 年縞堆積物, SG14

福井県の水月湖は、7万年分の連続した年縞堆積物を持つことで知られ、1993年、2006年、2012年と、これまで3回の本格的な学術掘削がおこなわれてきている。だが現存するサンプルの量に限りがあることが、新たな研究の発展に対して制約となっていた。また水月湖の知名度の向上に合わせて、研究で消費される前の状態の年縞堆積物を、一般向けに展示する要望が高まっていた。以上のことから、2014年の夏に水月湖の再掘削を実施した。採取されたコアはこれまでのコアより30%ほども長く、年縞の保存状態も良好であった。SG14と名付けられた新しいコアの概要について発表する。