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[MIS28-P01] 水月湖2014年コア:もっと深く!
キーワード:水月湖, 年縞堆積物, SG14
福井県の水月湖は、7万年分の連続した年縞堆積物を持つことで知られ、1993年、2006年、2012年と、これまで3回の本格的な学術掘削がおこなわれてきている。だが現存するサンプルの量に限りがあることが、新たな研究の発展に対して制約となっていた。また水月湖の知名度の向上に合わせて、研究で消費される前の状態の年縞堆積物を、一般向けに展示する要望が高まっていた。以上のことから、2014年の夏に水月湖の再掘削を実施した。採取されたコアはこれまでのコアより30%ほども長く、年縞の保存状態も良好であった。SG14と名付けられた新しいコアの概要について発表する。