日本地球惑星科学連合2015年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

セッション記号 S (固体地球科学) » S-TT 計測技術・研究手法

[S-TT13] Recent Advances in Exploration Geophysics (RAEG2015)

2015年5月27日(水) 14:15 〜 16:00 102A (1F)

コンビーナ:*三ケ田 均(京都大学大学院工学研究科)、武川 順一(京都大学大学院工学研究科)、笠原 順三(静岡大学理学部地球科学科 東京海洋大学)、飯尾 能久(京都大学防災研究所)、小川 康雄(東京工業大学火山流体研究センター)、島 伸和(神戸大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻)、佐藤 龍也(地熱技術開発株式会社)、淺川 栄一(株式会社 地球科学総合研究所)、座長:Jamali Hondori Ehsan(JGI, Inc.)、三ケ田 均(京都大学大学院工学研究科)

14:15 〜 14:30

[STT13-01] グラウンドアンカーのアンカー体定着部の支持機構の解明

水戸 義忠1、*西田 昂平1 (1.京都大学大学院工学研究科)

キーワード:グランドアンカー, 個別要素法, 亀裂発生・進展

グランドアンカーは地盤や構造物の補強手段として,多くの施工実績を数えている.アンカー体の構造形式は種々提案されているものの,その定着部におけるアンカー体および地盤の相互挙動については十分に解明されているわけではない.本研究ではアンカー支保の効果や適用限界の定量的な評価技術の向上を目指し,地盤内の亀裂の進展挙動を現実に近い形でシミュレートすることができることが知られている結合粒状体モデルを用いた個別要素法により,アンカーの引っ張り試験時におけるアンカー体定着部の力学挙動をシミュレートした.その結果,基本的な力学挙動を適切に表現することができた.