日本地球惑星科学連合2016年大会

セッション情報

ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT21] 環境トレーサビリティー手法の開発と適用

2016年5月24日(火) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*陀安 一郎(総合地球環境学研究所)、中野 孝教(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所)

現代社会は、自然界に存在するほとんどの元素を利用している。それをもたらす資源の持続的利用と環境に調和した社会の実現が叫ばれて久しいが、環境全体の質的改変に伴う人間圏の生存リスクは複合的に拡大している。国際科学者会議は、地球環境に関する国際共同研究(WCRP, DIVERSITAS, IGBP, IHDP) をFuture Earthとして統合し、人間環境安全保障社会の実現に向けて、人文社会科学を巻込んだ革新的な自然科学の創出を強く求めている。自然環境の各要素や人間のつながりを診断・追跡する手法とその社会での広範な適用が必要になってきた。
 天然物や人工物を構成する各元素は、大気や水、生物などの地球の各圏および人間社会や人体の中に形を変えて移動している。多元素の濃度とその安定同位体比の情報は複雑な物質動態の追跡に有効であり、生態系サービスや大気水循環、生活や健康など人間を対象とする諸研究に利用されている。Future Earthの実現には、各分野で発展してきた各手法の統合とエコラベリングやモニタリングなどの社会実装が必要である。その目的に必要な、環境トレーサビリティー手法の開発とその適用例の情報交換のため本セッションを申請する。

17:15 〜 18:30

*横尾 頼子1伊藤 周平2申 申基澈3加藤 祥生4中野 孝教3徳増 実5 (1.同志社大学理工学部、2.同志社大学大学院理工学研究科、3.総合地球環境学研究所、4.金沢大学大学院自然科学研究科、5.西条市生活環境部)

17:15 〜 18:30

*猪股 弥生1斎藤 辰善1諸橋 将雪1山下 尚之1,2佐瀬 裕之1大泉 毅1,3高橋 克行4兼保 直樹5船木 大輔6岩崎 綾7中込 和徳8城間 朝彰7山口 高志9 (1.アジア大気汚染研究センター、2.森林総研、3.新潟県保健環境科学研究所、4.日本環境衛生センター、5.産総研、6.島根県保健環境科学研究所、7.沖縄県衛生環境研究所、8.長野県環境保全研究所、9.北海道立総合研究機構)