日本地球惑星科学連合2016年大会

セッション情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI23] 新キッチン地球科学、頭脳活性化ツールとしての役割

2016年5月22日(日) 09:00 〜 10:30 301A (3F)

コンビーナ:*栗田 敬(東京大学地震研究所)、熊谷 一郎(明星大学理工学部)、久利 美和(東北大学災害科学国際研究所)、酒井 敏(京都大学人間・環境学研究科)、座長:久利 美和(東北大学災害科学国際研究所)、熊谷 一郎(明星大学理工学部)

キッチン地球科学の再登場です! 私たちはかって地球惑星科学連合大会において「キッチン地球科学」というセッションを開催してきました.その当時の意図は2つ:「地球惑星科学を分かり易く伝える道具」としての身近な実験と言う提案と「研究へのモティベーションを高め視野を拡げる道具」としての簡単な実験という提案です.前者に関してはアウトリーチ活動への高い意識や中高・大学連携など大きく進展し、「キッチン地球科学」も一定の役割を果たました.一方後者に関しては集中・集約型研究の拡大の中で研究者の視野狭窄が指摘され、能動型大学教育が叫ばれるなど、当時の指摘から問題点は改善されるどころか益々深刻化しています.このような状況を打破する道具として身近な材料を使った簡単な実験の役割は失われていません.私たちは新しい観点に立った新キッチン地球科学セッションを提案します.セッションは講演とポスターからなり、講演では特に大学初年度教育における地球科学実験の役割の考察、カリキュラムの紹介、具体例、大学院教育における役割、具体例を募集します.ポスターでは従来のアウトリーチ活動の材料としての素晴らしい題材の実例を募集します.