日本地球惑星科学連合2016年大会

セッション情報

口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-TT 計測技術・研究手法

[S-TT55] ハイパフォーマンスコンピューティングが拓く固体地球科学の未来

2016年5月24日(火) 15:30 〜 17:00 A02 (アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張)

コンビーナ:*堀 高峰(独立行政法人海洋研究開発機構・地震津波海域観測研究開発センター)、市村 強(東京大学地震研究所)、日野 亮太(東北大学大学院理学研究科)、有川 太郎(独立行政法人港湾空港技術研究所)、井料 隆雅(神戸大学)、座長:堀 高峰(独立行政法人海洋研究開発機構・地震津波海域観測研究開発センター)

次世代HPC開発では,今後10-20年程度の期間で解決すべき社会的・科学的課題への貢献に主眼においた議論が進められ,ポスト「京」で重点的に取り組むべき社会的・科学的課題の1つとして「地震・津波による複合災害の統的予測システムの構築」が選定された.2015年度でHPCI戦略プログラム分野3「 防災・減災に資する地球変動予測」が最終年度を迎え,2016年度からはポスト京の重点課題が本格研究を開始する.本セッションは,こうしたプロジェクトに限らず,固体地球科学におけるHPCを活用した成果を共有するとともに,HPCの活用が貢献するであろう社会的・科学的課題や課題解決に向けた方向性についての議論を深めることを目的としている.社会的課題としては,地震・津波による災害軽減に資するものを中心とし,また科学的課題としては,観測網の充実を背景とした幅広い時空間スケールでの固体地球モデルの精緻化とそれに向けたビッグデータの高速処理・解析を中心として,HPCに直接関わる側と,社会的・科学的課題の解決に向けた取り組みを行う側の双方が参加し,社会的・科学的課題に対するHPCの役割について議論する.

16:15 〜 16:30

*縣 亮一郎1市村 強2堀 高峰3平原 和朗4橋本 千尋5堀 宗朗2 (1.東京大学大学院工学系研究科、2.東京大学地震研究所、3.海洋研究開発機構、4.京都大学理学研究科、5.名古屋大学理学研究科)