日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CC 雪氷学・寒冷環境

[A-CC20] 雪氷学

2016年5月25日(水) 15:30 〜 17:00 102 (1F)

コンビーナ:*大畑 哲夫(情報システム研究機構・国立極地研究所・国際北極環境研究センター)、堀 雅裕(宇宙航空研究開発機構地球観測研究センター)、鈴木 和良(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、杉山 慎(北海道大学低温科学研究所)、座長:堀 雅裕(宇宙航空研究開発機構地球観測研究センター)

16:00 〜 16:15

[ACC20-09] 気候の自然変動モードと南極海氷の経年変動およびトレンドの関係

*神山 翼1Dennis Hartmann1 (1.ワシントン大学大気科学科)

キーワード:南極海氷、エルニーニョ南方振動、南半球環状モード

気候変動モードと南極海氷の経年変動およびトレンドの関係を調査した。南極海氷の経年変動にはエルニーニョ南方振動現象(ENSO)と南半球環状モード(SAM)が大きく寄与することが知られているが,本研究ではそれらと無相関であるドレーク海峡付近のロスビー波のような構造も同等に重要であることを示した。また,ENSOによる海氷の変動を回帰除去すると,ロス海とインド洋において観測された海氷の増加トレンドが統計的に有意でなくなり,SAMを回帰除去するとインド洋の海氷増加トレンドが有意でなくなった。それゆえ,ロス海とインド洋における海氷の増加トレンドは,既知の経年気候モードの変動とトレンドによって説明される可能性がある。