日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CC 雪氷学・寒冷環境

[A-CC20] 雪氷学

2016年5月25日(水) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*大畑 哲夫(情報システム研究機構・国立極地研究所・国際北極環境研究センター)、堀 雅裕(宇宙航空研究開発機構地球観測研究センター)、鈴木 和良(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、杉山 慎(北海道大学低温科学研究所)

17:15 〜 18:30

[ACC20-P04] PETボトルを用いた簡易型積雪重量計の開発(その2)

*今西 祐一1大井 拓磨2河島 克久3松元 高峰3鈴木 修4 (1.東京大学地震研究所、2.東邦マーカンタイル株式会社、3.新潟大学災害・復興科学研究所、4.東日本旅客鉄道株式会社JR東日本研究開発センター)

キーワード:積雪重量計、超伝導重力計、PETボトル

今西・大井(2015)は,精密重力観測に及ぼす積雪荷重の直接測定を目的として,PETボトルを用いた簡易型の積雪重量計を開発した.これまでに,荷重試験による特性測定や,神岡の重力観測点近傍における観測を重ねてきたが,他の装置と記録を比較したり,積雪下での装置の状態を観察したりする機会がなかった.そこで今季は,新潟大学とJR東日本が共同で運営している気象積雪観測ステーション(新潟県魚沼市大白川)において,メタルウェファー式積雪重量計などとの並行観測を行うこととした.本予稿執筆時点において,簡易型積雪重量計は積雪荷重が増大する過程を的確にとらえたと見られるような記録が得られている.このあと,メタルウェファー式積雪重量計との詳細な比較や,装置の状態の観察などを行う予定である.